
仙台市天文台のプラネタリウムが、2023年6月19日にリニューアル「オープン」しました。
この記事では「プラネタリウム投映時間」「プログラム」「料金」「天文台施設」の情報をまとめました。
また、「仙台天文同好会」元会員の私が、実際にプラネタリウムを観に行きレビューをしています。
西公園から錦ケ丘に移転して15年。
さらに快適な空間で「宇宙を身近に感じる」ための場所として、生まれ変わりました。
仙台市天文台「プラネタリウム」 時間・料金 情報
「仙台市天文台」プラネタリウム投映時間とプログラム
※休館日がありますので、必ずスケジュールを確認しておでかけください。
■プラネタリウム投映開始時間です
平日(月~金) | ・14:30~ ・16:00~ |
土、日、祝日 | ・10:00~ ・11:30~ ・13:00~ ・14:30~ ・16:00~ |
「仙台市天文台」プラネタリウム・展示室 観覧料
◆展示室※リニューアル中も観覧できます
区別 | 個人 | 団体(30名様以上) |
一般 | ¥610 | ¥480 |
高校生 | ¥350 | ¥280 |
小・中学生 | ¥250 | ¥200 |
乳幼児 | 無料 | 無料 |
◆プラネタリウム(1回分)
区別 | 個人 | 団体(30名様以上) |
一般 | ¥610 | ¥480 |
高校生 | ¥350 | ¥280 |
小・中学生 | ¥250 | ¥200 |
乳幼児 | 無料 | 無料 |
◆展示室+プラネタリウム(1回分)のセット券
区別 | 個人 | 団体(30名様以上) |
一般 | ¥1000 | ¥810 |
高校生 | ¥610 | ¥480 |
小・中学生 | ¥400 | ¥320 |
乳幼児 | 無料 | 無料 |
仙台市天文台 お得な「年間パスポート」
発行日から1年間、下記の項目について何度でも観覧できます。
・プラネタリウム(※一般投映)
・展示室
・天体観望会への参加
「申込書」ダウンロードできます▷年間パスポート 申込書
※特別展、ナイトプラネタリウム、その他イベントは別途料金がかかります
一般 | 個人 ¥3000 |
高校生 | 個人 ¥1800 |
小・中学生 | 個人 ¥1200 |
仙台市天文台「新・プラネタリウム投映機」は1億個の星を映す!

今回のリニューアルで五藤光学研究所の「CHIRON(ケイロン)」から同社の「CHIRONⅢ(ケイロンスリー)」に入れ替えました。およそ1億個の目にみえない微かな光の星々も映しだすことで、限りなく本物に近い星空を再現できます。
詳しくは ▷ケイロン Ⅲ | 株式会社 五藤光学研究所
新プラネタリウム何が変わった?
プラネタリウムの「投映機」と音響などの「ドーム内のシステム」で分け、特徴をピックアップしました。

・より、あざやかに多彩な色を再現できる
・コンパクトな設計でおよそ1億個のリアルな星空を再現
・全天周デジタル投映システム・プロジェクタの更新
・高精細な画像で本物の「宇宙」に迫る
・暮れなずむ夕空、朝焼けの空もダイナミックに再現
・ドーム天井裏に「指向性スピーカー」を設置。「聴きやすさ・聴こえやすさ」を追求
・「字幕システム」の導入で音声を文字にリアルタイム変換
・「 磁気ループ 用補聴器の更新」ですぐそばで声が聴こえるような快適な環境を実現
・「座席間の照明の追加」で入退場がより安全になった
・ドームの外に「プラネタリウムモニター」が設置された。お子様がドーム内に居るのが難しいときでも、外のモニターで観られるので安心
より詳しくは ▷2023年春・プラネタリウムのリニューアルについて
※ドームに映し出された星座に「リアルタイムでお絵描き」ができるようになります。
お子さんがより楽しめますね!👇


開設から多くの人々に星空をみせ続けた「前・投影機(ケイロン)」が役目を終えて、展示されていました。
☆お家「プラネタリウム」で満点星空を楽しもう!仙台市天文台「新・プラネタリウム」のレビュー
最新のプラネタリウムを観覧してきました。
ドームを全周する仙台市の風景や、より鮮明で深みある音響、デジタル投映プロジェクタの鮮明な画像など各段にバージョンアップしています。
半球体のスクリーン全周、全面が映像なので映画館よりも大迫力!
でも本当に凄いのは…
「究極にリアルな星空」☆彡
以前は「天の川」がもやもやした雲のようでリアルさに欠けていましたが、新しい「CHIRONⅢ(ケイロンスリー)」では、なんと
数億個の細かい星々で形成されているとのこと。
天の川が立体的で奥行をもって再現されています!
夏の夜「蔵王山頂でみた雄大な天の川」を思い出し、感激しました。
☆お家「プラネタリウム」で満点星空を楽しもう!仙台市天文台 プラネタリウムの「口コミ」
仙台市天文台プラネタリウムの口コミではいろいろなシーン、年代で親しまれていているのが分かります。
仙台市天文台 プラネタリウム で「デート」「親子で宇宙体験」
デートにお勧めおしゃれなプラネタリウム
仙台市郊外にある仙台市天文台。とてもきれいでおしゃれな所です。大きくてきれいなプラネタリウムドームで解説員がそれぞれの個性を生かした解説をしてくれます。その日の星空だけでなく、最先端の天文学についても紹介してくれます。プラネタリウムの醍醐味はなんといっても綺麗な星空、ゆったりとした気持ちで満天の星を楽しむことができます。また、美しい映像がドームいっぱいに広がり、その世界に入り込んだかのような映像体験をすることができます。プラネタリウムだけでなく、天文に関する展示や巨大望遠鏡もあり、宇宙に関するいろんなことを体験できる楽しい場所です。
大人も子供も楽しめるプラネタリウム
仙台市天文台はかつてあった西公園から移動し、現在は錦ヶ丘に建っています。
錦ヶ丘は仙台市中心部からは車でアクセスすることが可能です。公共交通機関を利用する場合はアクセスがかなり不便なのでシャトルバスを利用するのが良いでしょう。
このプラネタリウムは移転して10年程経ちますが、施設は今だに新しさを感じます。
一方で歴史ある仙台市天文台としてのプログラムは健在で、子供はもちろん大人まで楽しむことが出来ます。かつては子供として遠足などでプラネタリウムに訪れた大人が再訪すれば、懐かしさを感じることが出来るでしょう。
プラネタリウム以外でも楽しめます
仙台へ買い物に行ったついでに、久しぶりにプラネタリウムをみたくて仙台市天文台へ行きました。プラネタリウムを目的に行きましたが、予想外に館内の展示場が面白かったです。宇宙のしくみや、誕生の秘密など見やすく展示されており、大人の私でも楽しめましたが、お子さん連れのファミリー層も楽しめる内容になっているかと思います。また、館内のお土産コーナーには、実際に使われている宇宙食が何種類も販売されており、とても興味をひきました。
プラネタリウム自体も、解説のお姉さんの説明がわかりやすく、とても有意義な時間を過ごすことができました。
ぜひまた訪れたいです。
「仙台市天文台」について
◆仙台市青葉区錦ケ丘に2008年7月1日に開設。市民とともに歩む開かれた「宇宙の広場」を目指す。2022年9月に延べ入館者数が400万人を突破する。
◆2023年、最新の「プラネタリウム投映機」に入れ替える。より鮮やかで緻密な宇宙が楽しめるようになる。
◆市民に公開されている天文台では全国4番目の大きさを誇る「ひとみ望遠鏡(口径130㎝)」が設置されている。
◆移動天文車「ベガ号」を所有しており、毎週金曜の夜に「出張観望会」が開催されている。
※仙台市天文台はPFI(Private Finance Initiative:民間資金等活用事業)方式で運営されています。
仙台市天文台を「動画」で紹介
行ってみたくなる動画ですね。
仙台市天文台の魅力的な「設備」
「仙台市天文台」の魅力的な設備を一部、紹介します。
ミュージアムショップ、そらカフェ
※タップで画像拡大できます


人気の「そらカフェ」は軽食やドリンクなどを揃えています。「星空フロート」が人気。
カフェだけの利用もできます。




「ミュージアムショップ」天文に関するグッズや、仙台市天文台のオリジナル商品が人気です。JAXAのTシャツや宇宙食などを入手できます。
☆売れている星座早見盤をAmazonで探す展示室
展示室の様子を画像ギャラリーでお伝えします。
「地球・太陽系・銀河系」の分野別に展示。CG画像や体験コーナーなどがあり、お子様にも人気です。私もよく子供を連れていきました!
※タップで画像拡大できます







まさに今現在の太陽画像が投影されており、活動のようすが分かります。
(右)の画像ではうっすらと黒点が見えますね。


1.3m「ひとみ望遠鏡」
市民に一般公開されている望遠鏡では全国で4番目の大きさを誇る「ひとみ望遠鏡」
名前は一般公募で選ばれ、口径が130㎝あることから「130=ひとみ」になりました。
重量は約8t。私たちが知る一般的な望遠鏡と比べれば、とにかく巨大です。


日中に一般公開されていますので、ぜひ間近で見てください。
望遠鏡のスペック解説と、実際に望遠鏡を動かします。
また、毎週土曜日の夜(晴天時)に一般向けの天体観望会(有料)が開催されていますので、ぜひ宇宙を身近に感じてください。
一般公開日時 | ■平日15:30 ■土・日・祝・学校長期休業中 11:00/12:30/14:00/15:30 |
公開時間 | 約15分 |
料金 | 無料 |
夜間観望会 | 毎週 土曜日(晴天時) 料金:一般・高校生 ¥200 小・中学生 ¥100 ※時間等は要問合せ TEL:022-391-1300 |
天体観察室(市民貸し出し可)
観察用の天体望遠鏡が4台、大型双眼鏡が2台設置されています。研究会に参加してライセンスを取得すれば、どなたでも利用できます。

仙台市天文台「仙台天文同好会」の活動
プラネタリウムの観覧が終わり、外に出ると「仙台天文同好会」のみなさんが、望遠鏡をセットして日没を待っていました。
「仙台天文同好会」は全国でも屈指の歴史ある同好会です。
どなたでも参加できますので「生の宇宙」を体験してみては?
※毎週土曜日(晴天時)に観望会が開催されています。


仙台市天文台「仙台天文同好会」の写真展
「仙台天文同好会」の写真展が年に数回、開催されています。
開催の際には、情熱を感じる天体写真を観にいきましょう。
※情報が入り次第、お知らせします

「旧・仙台市天文台」仙台天文同好会の思い出
学生のころ「西公園」にあった旧・仙台市天文台で天文同好会に所属して、星・宇宙に魅了される日々をすごしました。
41㎝反射望遠鏡を用いた観望会への参加、会報の印刷業務、合宿観望会、瀬峰観測所設営の手伝い、など思い出がいっぱいです。
明け方まで天文台で楽しみ、プラネタリウムのドーム内で寝たことも。
今更ですが時々、気にかけてくださった小坂由須人元台長、小石川正弘氏のご冥福をお祈り致します。


(左)旧・仙台市天文台の41㎝カセグレンニュートン式反射望遠鏡。
職員付き添いで、操作させてもらった懐かしい記憶がよみがえります。
(右)旧・プラネタリウム投映機に近づくと、いろいろ思い出されます。
「仙台市天文台」まとめ
2023年4月29日、仙台市天文台はさらに快適な空間で「宇宙を身近に感じる」ための場所として、生まれ変わりました。
私ごとですが、仙台市天文台は西公園にあったときから過去40年、たびたび訪れていた思い出の施設。
最新技術を用いた投映機や音響設備などでリニューアルされたことで「もっと多くの人々に楽しんでもらえる」プラネタリウムになることでしょう。
一市民として今後も応援し続けます。
仙台市天文台「施設情報・アクセス」
所在地 | 〒989-3123 宮城県仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29−32 |
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TEL | 022-391-1300 (タップで通話) |
開館時間 | 【平日、日・祝日】9:00~17:00 【土曜日】9:00~21:30 ※展示室は17:00まで※最終入館時間は閉館30分前まで |
休館日 | 水曜日・第3火曜日(祝休日の場合、直後の平日に休館) 年末・年始(12月29日~1月3日) |
仙台市天文台HP | 仙台市天文台 (sendai-astro.jp) |
◆🚘車を利用
仙台駅から約30分、または東北自動車道仙台宮城ICから国道48号線経由で約10分
◆🚌バスを利用(仙台駅から)
愛子観光バス株式会社(仙台駅西口「52番」→錦ケ丘七丁目北→徒歩5分)
タケヤ交通(仙台駅西口「63番」→仙台市天文台前)
◆電車とバスを利用(JR仙山線+市営バス)
▽天文台から車で5分以内「天然温泉・そよぎの杜」がオープン!

▽プラネタリウムの前後は「お子さまが主役になれる」回転寿司で!
